三国志ネタを語る前に、ちょっとお勉強!


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三国志の初心者にとって、いきなり躓くところになります。

 

 

三国ヲタの会話を見ていると、正史ではどうとか演義ではこうとか……

 

 

これから入ろうという人にとっては、まさに「お前何言うてんねん」みたいな感じですよね。

 

というわけで、まずはそれぞれの違いについて、簡単に纏めていきましょう!

 

 

 

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正史三国志こそが、実際の三国志

 

 

 

正史と演義。歴史として見るならどちらが正しいかというと、
断然正史三国志のほうです。

 

 

というのも、まず三国志の成り立ちが、陳寿(チンジュ)という人がまとめた正史三国志からきているものなんです。

 

三国志という歴史のブームは、この正史三国志をベースにして、その正史三国志にいろんな人が注釈や独自の考えを付け加えていき、

 

そして三国志演義という小説を羅貫中(ラカンチュウ)という人が執筆し、大ブームを引き起こします。

 

その後日本にも、この三国志演義が伝わったことで、三国志という歴史の文化が入り込んだというわけなんです。

 

 

 

そのため、一般的には三国志というのは演義を指すことが多いのですが……

 

 

如何せん、オタクのほとんどは正史三国志をベースに、いろんな注釈を持ち出したり独自解釈を入れたりして、三国志を語っています。

 

ほら、たまーにありませんか?

 

一般の人たちが言っている三国志の内容と、こういったオタクたちが話している内容が、微妙に食い違ったり、全然違ったり……

 

 

この辺りの意見の食い違いのほとんどが、正史三国志と三国志演義、どちらを基準に話しているかによるものだったりします。

 

 

 

三国志演義は小説!

 

 

はい、先ほども少し述べましたね。

 

三国志演義とは、正史三国志をベースに、当時の民衆の人気や観点に迎合する形で書かれた、いわゆる大衆小説というやつです。

 

 

基本的には、7割の史実と3割の虚構を用いて書かれていると、そういわれていますね。

 

実際に見てみると、本当はもっと活躍したはずの人があっけなく死んだり、逆に死んだはずの人が大活躍したり……そんな感じで、ちょくちょく、正史三国志にはない記述が混じっています。

 

 

何より、劉備(リュウビ)という人が正義で、その人の敵である曹操(ソウソウ)という人が悪という構図とか、劉備側の陣営の人たちがやたら強かったり格好良かったりするのが、1番大きな虚構部分でしょうか。

 

 

この辺りは、当時から民衆の間で「劉備=正義」という構図が出来上がってしまっていたからこそ、という部分が大きいのですが……
まあ、この辺りは語ったところで仕方ないですかねぇ……。

 

 

とにかく、こんな感じで、演義はあくまで小説。実際の歴史とは少々違う部分があるので、史書として読無のは少々危険かもしれませんね。オタクに干されます。あいつら、基本的に容赦ないので(笑)

 

 

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なるほど、わからん!で、どこから手を付ければいいの?

 

 

三国志をこれから学ぶのなら、やはり演義のほうが入り込みやすいと言えるでしょうね。

 

というのも、方や歴史書。方や小説。

 

 

まだ興味が芽生えてばかりなのに、味気ない史書を読んでしまうのも、それはそれで面白さを感じづらいかもしれませんね。

 

 

日本での有名な小説では、吉川英治氏の三国志とか、横山光輝氏の漫画三国志とか、入り込みやすい部分は色々とあります。

 

 

まずはこういった敷居の低いツールから入り、そこから興味が膨らんでいけば正史のような史実系統の書籍に手を出すのが1番の王道パターンではないでしょうか。

 

 

もっとも、今では「蒼天航路」という正史ベースの漫画もありますが……。

 

 

ただ、どれにも言えることですが……先ほど挙げたツールは全部虚構や誇張も多く入り込んだ小説です。

 

 

 

とはいえ、最初からそんなもん意識して読んでも、結局味気ないだけなんですがね(笑)

 

 

 

ひとまずは正史とか演義とか気にせず、入り込みやすい小説ツールから入っていくのが1番自分自身も楽しめます。

 

 

ただし、くれぐれも、これらを「史実だ!」と言い張るのだけはやめてくださいね。本当、精神衛生上いろいろと危ないです。かくいう私も、昔やらかしましてね

 

 

 

まあとにかく、まずは深く気にせず楽しむこと。これが、どの趣味にも言える「楽しむ秘訣」だと思います。

 

 

このブログでも、けっこう毒舌というかなんというか……容赦なく歴史上人物をこき下ろしたりしてみたいですね(`・ω・´)

 

 

 

というわけで、まずはこんなところでお開きです。

 

 

ではでは、また次の機会に……

 

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